きょう10日は、亡き妻の49回目の誕生日です。帰りに真っ赤なバラとトルコキキョウを買ってきて供えました。「ヤンガー ザン ユウ」と言っていたのを思い出します。最後の誕生日ころ、ちょうど2年前に、このブログを書き始めました。私が配置換えになり夜勤がなくなり、ほぼ毎日、夕食を一緒に食べるようになったころです。お祝いに何をあげたのかも忘れてしまいました。今月は私の父の命日もきます。11月と2月は私にとってよい思い出のない「いやな」月なのですよね。

きょうは次女が社会科見学で国会と科学技術館に行って来ました。また弁当には気を使いましたといいたいところですが、長女に毎日作っているのと同じ中味でどうだったのでしょう。「あまりお腹がすかなかった」といっていましたが、ほとんど食べたようで長女より残飯率は少なかったです。
最近読んだ「下流同盟」という本があります。アメリカの貧困層と日本の現状を比較する内容です。つまり、米国でウォールマートが進出した場所は街が破壊され下流化が進むという内容です。大規模なショッピングタウンが郊外にできると、市街地が空洞化して、地域全体が貧しくなるという警鐘を発しています。
この本の中で、私の生まれ故郷の群馬県太田市が、悪い例として1章をさいて紹介されています。太田市は旧市街の駅北は20年ほど前からシャッター商店街化していましたが、新興の駅南はそこそこ活気がありました。ところが、大規模店の進出で、あっという間に寂れるのでなくて、北関東一の風俗街に変貌してしまったというのです。
駅前から700メートルにわたって風俗店がひしめき、異様な街を作りだしているということです。筆者は、もともと新興地域だったので、所有者に愛着心がなかった―ことが最大の原因と一刀両断です。でも、それは本当かもしれません。所有者は、店と別に住宅を構えていて、商売が傾いたら風俗に貸して賃料を得ることで満足していたようです。
この本の全体を貫く主張は、住民が手をあげないと、街の現状は守れないということで、一時の「利益」を受け入れるととんでもない惨劇が起こることを訴えています。ウォールマートと旧商店街の店の値段の違いは10%程度だったといいます。「エブリデイ・ロー・プライス」は「エブリバディ・ロー・ペイ」にする危険をはらんでいるのです。